個別化保健医療社会連携講座
本講座は予防医学に工学技術を取り入れて生命現象を明らかにするとともに、疾患の発症予防や重症化予防に有効な手段を提供する新しい分野を切り開くことを目的として、2018年4月に個別化保健医療講座(寄附講座)としてスタートしました。
2021年4月からはこれまでの研究を統合・発展させるため、社会連携講座に形を変え研究活動を行っています。
ウェアラブルデバイスやアプリケーションなどから取得したデジタルデータと超マルチオミクスデータ(*)を結集しこれらを深層学習技術と統合することで、①日本人のより幅広いコホートにおいて応用が期待できる健康長寿支援を行う年齢予測 ②的確な生活習慣改善アドバイスの創成と遠隔でコミュニケーションをとれるアプリへの応用 を目指しています。
また、本講座は医療分野だけでなく、人工知能や画像分野など幅広い分野の研究者や専門家との連携を積極的に行っています。
この連携により高いシナジー効果を生みだし、健康寿命の延伸を目指す予防医療や生活習慣の評価やアドバイス提供の個別化を前進させていきます。
(*) 高解像度血液健康バイオマーカー群